結之介の中国語講座 中国語基本表現・語法

形容詞の程度を補足説明する  程度補語

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解説内容: 程度補語 
程度補語
補語から解説しましょう。
補語とは、動詞や形容詞の後ろに置かれて動作・行為の状況や性質、状態を表します。
補語には、結果補語、方向補語、様態補語、可能補語、数量補語、程度補語があります。


程度補語とは、何でしょう。
様態補語とは、形容詞の後ろ置かれて形容詞の程度が甚だしいことを表します。
程度補語は、形容詞の後ろに構造助詞“得”を置いて程度補語を形成するものと、構造助詞“得”を必要としないものがあり
用法的に様態補語と重なるところもあり語学書籍によっては様態補語の一部または特殊な様態補語として分類されることもあります。


この講座でも様態補語のページで状態の程度を表す様態補語して解説しており内容が重複しますが程度補語として確認しましょう。
这家饭店服务好得很。 Zhè jiā fàndiàn fúwù hǎodehěn. このホテルはサービスがとてもよい。
我们高兴得好。 Wǒ men gāoxìngdehào. 私たちはとてもうれしいです。

このように形容詞の程度を強調する程度補語は下のようなものがあり
+“得很” +“得慌” +“得多”
+“得要命” +“得不得了” +“得了不得”
得很
hǎodehěn とてもよい
得慌
édehuāng おなかがペコペコ
得多
kuàideduō ずっと早い
得要命
mángde yàomìng ひどく忙しい
高兴 得了不得
gāoxìngde liǎobude とてもうれしい
得不得了
zāngde bùdéliǎo ひどく汚い
のように使います。
 
左のように色が付いているところは固定的なもので否定形は存在しません。
また、“得”の後ろに副詞や目的語を入れることもできません。
この程度補語はいずれも「すごく~である「ひどく~である」と程度が高いことを表します。


構造助詞“得”を必要としない特殊な程度補語もあります。
+“极了” +“怀了”
+“多了” +“死了”
极了
rèjíle ひどく暑い
怀了
qìhuáile ひどく腹が立つ
干净 多了
gānjìngduōle ずっときれいだ
难看 死了
nánkànsǐle すごくみっともない

这几天闷热极了。 Zhè jǐ tiān mēnrè jíle. ここ数日とても蒸し暑い。
他身体好多了。 Tā shēntǐ hǎo duōle. 彼は体調がずっと良くなった。

程度補語の特殊性
程度補語は上に挙げてある形で固定され、様態補語のように否定形も疑問文も存在しません


疑問文もないわけではないようですが、作るとしても“吗”疑問文で、たとえば“好极了吗?”とすると、
理解できなくないが中国語としてかなり違和感があるようです(この疑問文は理解してもらえないこともあります)
せめて、“好极了,是吗?”とすれば、多少違和感あれど通じるようです、日本語にすると「とてもいいですか?」といって所でしょう

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